これはパチスロ世紀末の物語である。

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ここは『平成第五パチスロ学園』

この学園ではパチスロ業界の未来を担うべき様々な人材が育成されている。
そして今まさに、パチスロ業界の救世主がこの学園で誕生しようとしていた——。







害亜先生「おはようございます みんな席に着いてくださいー
     HRの前に新しい転入生を紹介します」



乳銀「あ、転入生?」


エンター・ラ・伊豆「ひっひっひー、新しい下僕にしてやるぜー」


鷹砂「(転校生か・・・仲良くできると良いな・・・)」


害亜先生「みなさん静かに。
     それじゃあD君、教室に入ってきなさい」


エンター・ラ・伊豆「D君だあ~~~?」


害亜先生「それでは紹介しよう
     期待の新人D君こと、『ディ・ライト』だ」




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D君「・・・しくよろ(ペコ)」


乳銀「(生意気そうな奴だぜ、気に入らねえな)」


害亜先生「D君はまだパチスロ界に参戦して間もないが、
     とても良いモノを持っている。
     本校の校長であられる“保通正太郎”様からも
     お目を掛けられているんだよ」



鷹砂「す、すごいなあ・・・」


D君「いいかお前ら、よく聞け」


鷹砂「え!?」


D君「このパチスロ学園は今日から俺が仕切る。
   舎弟になりたい奴はいつでも言いな、歓迎するぜ」


乳銀「んだと・・・!?」


害亜先生「ディ、D君…!
     あまり問題は起こさないでくれよ、頼むよ」


ザワザワ……







〈休み時間〉


乳銀「おい、転校生
   今朝言っていた事、本気か?」



エンター・ラ・伊豆「ひっひ~
          調子こいてるとやっちまうぜ~?」


D君「ああ、本気だぜ。
  テメーらは舎弟希望者なのか?」


乳銀「吹いてんじゃねえぞ、ド糞メーカーが。
   今ここで俺のクレジットオフ音で
   テメーの鼓膜を破ってもいいんだぜ?」



エンター・ラ・伊豆「そうだぜそうだぜ!
          『ギルティギア』だか何だか知らねえが
          俺っちのド派手なリールアクションで
          木っ端微塵にしちゃるぜ~!」



鷹砂「ふ、二人ともやめなよ・・・
   D君はこの学園の事をよく知らないだけで・・・」



乳銀「今度ふざけたマネをしたら
   糞台認定して河川敷に不法投棄してやるからな
   覚悟しろよ」



エンター・ラ・伊豆「覚悟しろよ! ヒッヒー!!」


D君「・・・待ちな。
   大物ぶって格好つけてんじゃねえ、このタコ」


鷹砂「D君!あの二人は一年生の中でも有名な不良品コンビだ!
   大量導入して痛い思いをしたホールは数知れない!
   逆らうと大変な目に遭わされるよ!」



D君「承知の上だぜ。
   今わかった。こいつらは糞台メーカーだ」


鷹砂「な!? なんだって!?」


乳銀「クソ台・・・メーカー?
   俺たちの事を言っているのか?」



鷹砂「そんな!
   この二人は、ホールではもの凄い数の導入数なんだよ!?
   それを糞台メーカーだなんて!」



D君「俺は糞台メーカーに共通する見分け方を発見した。
   糞台メーカーの機種は天国モードに移行するとだな…

   パネル下に LEDランプが浮き出る


乳銀「!?」


エンター・ラ・伊豆「嘘だろ!?」


鷹砂「(二人とも自社の台のパネル下を覗いて…
    何やってるんだ?)」



D君「ああ嘘だぜ。
   だがマヌケは見つかったようだな」


エンター・ラ・伊豆「あっ!」


乳銀「しまった!!!」


D君「・・・・・・」


乳銀「渋いねえ まったくオタク渋いぜ
   確かに俺たちは糞台メーカーだ」



エンター・ラ・伊豆「バレちゃあしょうがねえ
          今ここで貴様を産廃にしてやるぜぇ~
          キャキャキャ!」



D君「できるものならな。
  『ラ・伊豆』よ、自慢の機械割119%を見せてみな
   サブ液晶ごと叩き割ってやるからよ」


エンター・ラ・伊豆「言ったなこのダボがああ!
          後悔しても遅えぞ!!

          喰らえ!『ウロボロスモード』!」



D君「・・・・・・(スッ)」


ブッブー!


エンター・ラ・伊豆「何だテメーART機を知らねえのかあ!?
          ART中はナビに従って打つんだよ
          そんな事も知らねえで・・・」



ブッブー!!


D君「・・・・・・」


エンター・ラ・伊豆「ハッハー!こいつスブのド素人だぜーッ!
          まるでARTのシステムを理解して…ん?

          リ、リールが!!
          俺のリールが言う事きかない!?」



D君「バイオの弱点は知っている。
  ナビミスを繰り返すと、
  勝手にリールアクションを始めて遊戯不能になる」


エンター・ラ・伊豆「お前! 最初からそれを狙ってペナ打ちを!?
          お、おれのウロボロスがああああ
          ぐあああああああああ!!!」



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D君「テメーの敗因は、
  機械割だけで一流メーカーの仲間入りを果たしたと
  勘違いした所だな」


鷹砂「す、凄い・・・!
   あの『ラ・伊豆』を一瞬で!」



乳銀「いま最も勢いのある若手『ラ・伊豆』を…
   やるな」



D君「テメーはもう少し楽しませてくれるんだろう?」


乳銀「吠えてろ、雑魚が。
   お前はすでに俺の台の術中に掛かっているんだよ」



D君「なに?」


乳銀「気付かねえのか、お前を取り囲んでいる台に!
   こいつらは新台で全国に大量導入したにも関わらず
   既に撤去の嵐となっている『慶○修羅』だ!」



D君「いつの間に・・・」


乳銀「そしてこの『慶○修羅』の最大の武器は——ッ!」



ギャピーーーーーーーーーーー!!!!
ギュルルルルルーーーーーーー!!!!
ドドッドドドドドドドドーーー!!!!



D君「ぐ…っ! 何という騒音!!」


乳銀「どうだどうだ! この細胞にまで訴える爆音は!
   まだまだ終わらねえぜ!
   喰らいやがれ『黎明の刻』!!」


ギュピピピピイィィィィィイイイイイ!!!!!!



D君「・・・・・・」


乳銀「ハッハー!!! どうした もう降参か!
   それとも鼓膜が破れちまったかい!?」



ガガガ・・・
ギギギギギ・・・


乳銀「何だ…この音は?」


ガギガギガギ・・・ッ!
ガリガリガリガリ・・・ッ!!!


乳銀「こんな音 聞いた事がない!!
   地味だが何て不快な音なんだ!
   俺の『慶○』よりも!」



鷹砂「ああ! この奇怪な音の出所は!
   D君の『ギルティギア』のやけにゴテゴテした役物からだ!」



D君「普段の騒がしいホールの中じゃあ気付かなかったかい?
  役物の音っていうのは結構デカいんだぜ?」


乳銀「や、やめろおおお! その音を止めろッ!
   こうなったら俺の必殺クレオフで・・・!」



D君「やめておきな。
  テメーの最大の弱点は・・・
 
  長時間遊戯すると筐体が発熱する…だ」




乳銀「しまったあああああ!!!
   爆音を鳴らしすぎてオーバーロードしている!!
   こんな状態で俺のクレオフ爆音を鳴らしたら…ッ」



D君「テメーは既にクレオフボタンを押している」


プオオオオオオオオン!!
プオオオオオオオオオオン!!!!



乳銀「うああああああああ
   五月蝿いいいいいいい!!!」




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D君「ふん、何でもデジタルに頼るからだ。
  パチスロってのは派手にすれば良いってもんじゃない。
  音響演出はSEとBGMのハーモニー、
  バランスがモノを言うんだぜ」


鷹砂「あの不良品コンビを容易く…!
   何という転校生が来てしまったんだ…ウチの学園に!」



乳銀「ぐ…調子に…のるんじゃねえぜ……」


D君「タフな奴だ、まだ生きていたのか」


乳銀「俺たちを倒した程度でこの学園を牛耳ったと思うなよ…
   一年のトップは俺たちじゃねえ…
   入学してから留年しまくって全然進歩しないメーカー…
   『ダブりの岡崎さん』がいる……」



D君「ダブりの岡崎…MAXベットの創始者か」


乳銀「それだけじゃねえ…
   二年生には 『リールアクションのヤマサ子』
   『萌え豚殺しのオリ平』 もいる……
   そして何より…三年生の四天王メーカーが…
   ガハッ……」



D君「四天王…」


鷹砂「(とんでもない事になってしまった…
    だけど、だけどD君ならこの腐敗した学園を…
    いや、まさかね……)」



D君「関係ねえな。
  誰だろうと『ギルティギア』の設置を邪魔する奴には、
  死あるのみだ」



【続…かない】



第2話「テメエらのナビは何色だ!」


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いやね、最近パチ屋に行けないんよ…